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海之まりん的日常

劇場版『鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』を見た

行ってきました。映画、ハガレン。
面子は、前回、Zを見に行ったのと同じく、Aopon、乃さん、まりんの三人です。
レイトショーだったんですけど(アニメなのに、レイトショーがあるとはありがたい!)、今回はZの時と違って、やっぱり、女の子が多いようでした。あとは、カップル。お兄さんたちにハガレンはさほど人気はないようです(苦笑)。
公開になる前から、漏れ聞こえてくる話題が、見事にアル×エドだったので、期待たっぷり。わくわく気分です。
見ました。

結論。
1.もしも、あなたが腐女子で、好きなカップリングがアル×エドだったなら、見なさい。絶対、見たほうがいいです。めちゃめちゃおいしいシーン満載です。
まりんは、アル×エドなので、上映中、頭ぐるぐる回って困っちゃいました。
もしかして、アル×エドって、オフィシャル公認???
いや、もう、脳内変換の必要ないよ、まんまアル×エドだよってなくらい、アル×エドです。
いや、もう、アルエドでよかった~(号泣)。

2.もしも、あなたが、アル×エドファンではなくても、ただのロイファンだった場合。
こちらの方も、ちょっとかわいいロイさんが見られるのでおすすめです。ダメなとこもたくさんですけど、でも、ダメダメなのも似合うロイ・マスタング(笑)。雪かぶってるシーンがラブリー♪
もちろん、カッコいいところも見られます。
ホークアイさんとは、けっこう、いいカンジだったので、アイロイの方は楽しいかも。
(しかし、ハボロイは少々脳内変換が必要な気が……)

3.あなたがただの鋼の錬金術師ファンでカップリングにこだわりはない場合。
多少、突っ込みたいところもありますが、映画として、それなりに楽しめます。特に、映像はとてもきれい。よく動いてるし、背景もさすが草薙!

で、それ以外のカップリングがお好きだった方には……。
残念ながら、ちょびっと不毛な一作かも。特に、ロイ×エド好きの方には、かなりの脳内変換能力が必要かと思われます。
ま、腐女子は、どんなふうにでも脳内変換可能なので、この内容でも、皆さん、あっと驚くお話を考え出されるのかもしれませんが(それはそれで、どうなるのか、かなり興味ある~♪)。

以下、激しくネタバレなので、一応反転しておきます。
批判的なこともいろいろと書いていますが、あくまでも私的な感想ですのでご容赦ください。


最初、ハスキソンのウラニウム爆弾の話から始まったので、ああ、こっちの世界で、ハスキソンを追いかける話になるのかな、と思っていたら、全然違っていました……。
それじゃ、あの冒頭はなんだったんだろう???
もしかして、まだ続編作るつもりなんだろうか? でも、もう、錬金術使えないのに、どうするのかしらねぇ???
いや、ハスキソンのことはともかくとしても、もう少し、時代にストーリーがからんでくれてもよかったかな、と思いました。
一つには、エドがこの世界に背中を向けているため、エド自身が時代から浮いているというのもあるのかもしれません。
でも、一番の原因は、エッカルトのキャラがうまく生きていないせいのような気がします。
エッカルトは、当然、実在したディートリッヒ・エッカルトをモデルにしているのでしょうが、なぜ、女の人にしたのかも、彼女がトゥーレ協会の中でどういう位置にいて、フューラーもしくはヒトラーとどのような関わりがあったのかということも、映画の中からは、今一つ、伝わってはきませんでした。
また、あっちの世界を利用することをやめ、壊そうとしたその理由も、ただ『怖かったから』では、あまりにも弱い。
なんのために、エドたちがねらわれるようになったのか、もう少し、しっかり描いて欲しかった。
せっかく、ああいう時代を背景に選んだのですから、もっと時代に翻弄されるエドの姿を期待していたので、このあたりは、ちょっと残念です。
それに、ホーエンハイムを含め、ホムンクルスたちの最期があまりにも悲惨。
TVシリーズで残しといた子たちを皆殺しですかい?
こういうのは、キャラの使い捨てみたいであまり好きではありません。ホーパパはある意味自業自得なので、ああいう死に方もありかなとは思いますが、エンヴィーやラースには、もう少し、意味のある死を与えてあげてほしかった。
イズミ師匠も死んでるしな……。
でも、一番あっけない死に方だったのは、やっぱり、ハイデリヒくんだよなぁ……。
たぶん、アルがこっちの世界にやってくるためには、ハイデリヒくんは死ななければならない人だったのでしょうが、それにしても、こんな死に方、あまりにも哀れ。
彼はエドに、たぶん、真心を尽くしたはずなのに、アルのいない世界で壊れそうなエドの心を支えてきたのはハイデリヒくんだったに違いないのに、不治の病に罹った挙句、本物のアルが現れた途端、これかよ……。
ひどい。ひどいよ。ハイデリヒくん、かわいそう過ぎ(涙)。せめて、本物のアルを一目見て、「ああ、あれがエドワードさんのアルフォンスなんだね」くらい言わせてあげたかったよ(泣)。
その割りに、フリッツ・ラングはなんであんなに出張ってるんだ???
誰か、フリッツ・ラング好きな人がいらしたのかしらね?
あと、気になったのはオープニングの入り方。
せっかくジプシーのお姉さんたちの歌でいいカンジに盛り上がってたんだから、そのまま、軽くテロップ重ねて本編に入っちゃえばよかったのに、ブツッ、と切って、いきなりOPに変わっちゃったので、少々興ざめしました。
OPがラルクだったから入れなければならなかったのかなー。このあたりも、大人の事情なんですかね? そう思うと、更に興ざめなんですが……。
まあ、そうは言っても、腐女子としては、もう、アル×エドで、なんの文句も不満もないよっっっ、な気分なんですけどね(笑)。
アルの魂の一部が鎧と共に扉を抜けてやってきた時なんて、アルってば、いきなり、鎧でエドのことぎゅうぎゅう抱き締めるし、エッカルトとの対決の時には、言葉も交わしていないのに、ちゃんと共同作戦取ってるしー。
アルがまたねぇ、お兄ちゃんにも負けないくらいすごい錬金術師になってるんだよねぇ。もしかしたら、エドが13歳だったころをしのいでいるかも。
扉が開いてエッカルトのせいで街がめちゃくちゃになった時、「僕のせいだ」って茫然自失となった時は、ちょっと、「あれ? アルって、こんな弱い子だったっけ?」って思いもしたんだけど、よく考えたら、アル、エドと旅してた時代の記憶を失くしてるわけだし、あの身体を取り戻してからは、あっちの世界は平和だったんだから、アルにとっては、こういうのは初めての経験なんですね。
でも、最後には記憶を取り戻したみたいなので、てことは、身体は13歳で、でも、心は17歳? いやー、萌えっスねー(バカ)。
アルはエドがハイデリヒくんと暮らしていたことを聞いて、どう思うんでしょうねぇ。
エドがハイデリヒくんと出会った時のことは、まりんも、とっても、知りたいです~。ホーパパがいなくなっちゃって、仕方なくハイデリヒくんのところに転がりこんじゃった時のことも。
ナレーションでさらっと流されちゃいましたが、ちゃんと見たかったー。
アルはアルで、ラースとはどういう関係だったのかが知りたいかな。ラースはアルのために生命を捨てたわけで、ラースをしてそのような行動に至らせたものはなんだったのかが気になります。
うーん。仕方がないのはわかってるけど、このあたり、決定的に尺が足りませんでしたね。
この内容だったら、ガンダムじゃありませんが、三話構成くらいでもよかったのかも。
物足りなーい。もっと、見たーい。ガタガタ(暴れる、まりん)。
しかし、考えたら、数々の事件は、エルリック兄弟によって引き起こされたと言っても過言ではありません。ほんと、人騒がせな兄弟です。まったく。
(いや、彼らを作ったのはホーパパなので、一番の原因はホーパパにあるのかもしれないけど)。
泰山鳴動して、あんなことやそんなことも起きたけど、結局、アルとエドはハッピーエンドなんだもん(ウィンリィもあきらめてくれたし)。
まあ、そんなわけで、TVシリーズは、あれはあれできれいにオチてたと思ってるし、この映画は、まりんにとっては(あくまでも、まりんにとって、ですが)、TVシリーズのおまけ、という位置づけ、ですかね。
なくてもよかったけど、あったらちょっとうれしい。
オフィシャルでパロディ同人映画(しかも、アル×エド)を作っていただいたような感覚であります。
あっちの世界では悲劇に終わったヒューズさんとグレイシアさんですが、こっちの世界では、もしかしたら幸せになるかもしれないという含みを残しているのには救われましたし、馬車を拾ったら、持ち主がスカーとラストだったっていう最後のオチにも笑わせていただきました。
アル、最後に髪切っちゃったんだね。
髪を伸ばしていたのは少しでも、兄の面影を追うためだったから、本物がそばにいるなら、本来の自分にもどってもいいやってことなのかな。
これから、彼ら、どうやって食っていくんでしょう?
ノーアも一緒みたいだったし、やっぱ、ヒモか?(笑)
なんだか、どこにいっても、女の人に助けられている兄弟です。
ところで、こっちの世界のロイさんはどこにいるんでしょうねぇ???
もしかしたら、出てくるかもしれないと、ちょびっと期待していたのですが、カゲもカタチもありませんでした。
やっぱ、続編作る気なのかなぁ……。


そうそう。気になるハイデリヒくんの声!
小栗くん、思ってたよりずっと上手でしたよ。これなら、合格、合格。許せる範囲。
ああ。よかった~。
でも、アルって、4年経ったら、ああいう声になるのかな??? なんだか想像つかない。大人になっても、アルって釘宮ボイスのような気がする……(笑)。
エッカルト役のかとうかずこさんは、さすがにお上手でした。
アナウンサーの方々も気にはならなかったので、そのあたりも、安心して楽しめるのではないかと思います。

劇場版『鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』を見た_b0027220_2312999.jpgちなみに、まりんがよく行く映画館ではこういう企画をやってました。
飲み物買うと、ハガレンのカップなんだよね。
一応、全種制覇です。
(でも、なんでロイがMなんだ? アルをMにしてくれよ)
ポップコーンとセットで買うとマグネットをもらえるというキャンペーンもやっているのですが、乃さん共々、ロイさんのノロイでロイの絵柄に……。エド、アル、ロイと三種類あるんだけど選べないんだよね。なんだか、何回行っても、ロイさんばっかり引いてしまいそうな自分がちょーイヤです(号泣)。
by marine-umino | 2005-07-29 23:42 | 腐女子な話題
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