SEED DESTINY【48】 新世界へ
つ・い・に。
ついに、ギルさまのデスティニー・プランが明らかになりました。 明らかになったのに、だらだら回想やってる場合じゃないよぅ(涙)。 なんか、ここへ来て、今度はVなんですねぇ。 ビクトリーといえば、ウッソって、ガンダム最年少パイロットでしたが(あれ?ジュドーとどっちが年下だっけ?)、男としては一番タチが悪かったような気がする……。 話が逸れた。 そうだった。デスティニープランだ。 二頭身キャラのジブリールさまとギルさまに笑っちゃう……(苦笑)。 ギルさまったら、いつのまに、こんなアニメ作ってたんだ? どうせ作るなら、こういうチープなのじゃなくて、もう少し金かけてすげーヤツ作ってほしかったな(笑)。 しかし、こんなにトンデモなプランなのに、反対する人は少ないのですねぇ。 みんな心の中では「え~っ!?」って思っているのに、なんとなくそう言ってはいけないような雰囲気ができあがっている。 この雰囲気というヤツが曲者なんです。 気がついたら、どうにもならないところへ行き着いちゃった、なんてことになりかねないよ……。 ミネルバにも、どうやら、この雰囲気が色濃くたちこめている模様。 もちろん、シンも戸惑いを隠せないようです。 ひとりギルさまになんの疑いもいだいていないらしいれーちゃんから、デスティニープランこそおまえが望んでいた世界と言われても、心は晴れません。 この調子だと、シンが「こんなの俺の望んでいた世界じゃないっっっ」って言ってくれるのは、最終回のBパートですかねぇ(苦笑)。 一方、れーちゃん。 体調のよくなさそうな彼の手には、かつて、クルーゼさまが愛用していたのと同じ薬が……。 おまけに、 「俺はクローンだからな」 なんて、そんな大事なことをあっさりと笑顔で言ってくれちゃうわけですよ。 れーちゃんはクルーゼ隊長よりもデキが悪かったのか、それとも、クローンを作ったタイミングのせいか、クルーゼ隊長よりも短命なようです(本体が現在持っているテロメアの長さが、そのままクローンに受け継がれるって言いますよね。つまり、80歳まで生きられる予定の人が50歳の時にクローンを作ったら、そのクローンの寿命は本体の残り寿命と同じ30年ってことね)。 自身の運命を知る彼は、ギルさまの言うとおりに生きていくしかなかったのかもしれません。かわいそうな子です。いや、自身の信じるもののためになんの疑いもなく生きられた彼は、ギルさまの言うとおり、幸せな子なのかもしれませんが。 いいキャラなんだけどなぁ。もう少し、れーちゃんの生きざまみたいなものをちゃんと語ってくれてたら、まりんの気持ちも盛り上がったんだけどなぁ。 やはり、主要キャラを増やし過ぎて視点がバラけたのは痛かった(いや、いろんな視点からストーリーを語るのはいいことですが、まとめきれず散漫になりがちなので)。 結局、このまま誰にも感情移入できないままで最終回を迎えそうだ……。 そんなれーちゃんの一途さも、シンの戸惑いも、どうでもいいとばかりに、ギルさまは、ジブリールさまが残していったレクイエムをちゃっかり修理して、アルザッヘル基地へと発射してしまうのであります。 逆らうものは許さない、恐怖政治の始まり、始まり。 さすがに動揺を隠せないシンに、れーちゃんは冷たく言い放つのでありました。 「たとえよいことでもスムーズにはいかない」 んー……。 なんか、最近、どっかの国の首相が似たようなこと言ってませんでした? 自身のプランを押し通すために議会を解散した挙句、反対勢力は後任しないばかりか、刺客を送り込むという容赦のなさ。 これでは、この先、ここの党の議員さんたちは、この首相に逆らうことができなくなる。逆らったら議員でいられなくしてやるぞと脅されているようなものだから。 ご本人は、それが国民のためだとおっしゃっていますが、自分の周囲をイエスマンで固めて、自身の意見を通そうとする姿は、まさしく、ギルバート・デュランダル議長ではありませんか。 ギルさまのやり方は既に議会制民主主義の理念からは大きく逸脱している。彼は民主主義国家の首長として超えてはいけない一線を越えてしまっています(もちろん、ギルさまははっきりとその意志を持って踏み越えているわけですが)。 その彼に反論できない世界は、ギルさまのデスティニープランに既に半分は取り込まれているといっても過言ではないでしょう。 もしかしたら、どっかの国も状況は同じなのかな……。 あー。やだやだ。考えるとイヤになってくる……。 現実問題、ここ数年、不快等の理由で使えない言葉の範囲が妙に拡大してきてる印象なんですよね(あくまでも個人的な印象ですが)。法律でそうなったっていうよりは、出版社や新聞社、放送業界による自主規制の結果っぽい……。用語だけじゃなく、言えないことも増えた気がする。とにかく、あたりさわりなく、って感じ。 もちろん、差別はいけませんが、だからって、おおらかさがなくなるのも怖い。言論の自由を失った社会が過去にどうなっていったか、歴史を考えると背中が寒くなります。 たぶん、ギルさまは、キラさまやアスランに打ち倒され、その野望はついえることになるんでしょうが、どっかの国の未来はどうなることやら……。 ま、いいや(ほんとはよくない)。 さて、次週『レイ』。 あー。わかりやすいサブタイトルだぁ。 れーちゃん、最終回を待たずして一週早くお亡くなりになるのだろうか??? 彼がラスボスかと思ってたけど……。 相手は誰なのでしょう? 今度こそ、ネオが因縁にケリをつけるのか、と言いたいところだけど、そういえば、彼は因縁も全部忘れているんだろうから(ガーティー・ルーに乗ってたころ、れーちゃんのこと、意味ありげにつけ回していたのはなんだったんだ???)、この調子だと、アスランの手にかかるんですかねぇ? しかし、このままギルさまがMSに乗らないのなら、最終回は戦闘シーンがないまま終わっちゃうってことかなぁ??? 最終回がバンクの嵐だったら笑う(いや、過去には紙芝居の最終回を堂々と放映したアニメなんかも存在はしましたがね)。 で、SEEDって、いったい、なんなんだ? 結局、また、明らかになんないまま、終わっちゃうのかなぁ……。
by marine-umino
| 2005-09-17 23:47
| 腐女子な話題
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