海之まりん的日常

星の王女3

『美蕾』による、女の子向けPCゲーム。男女カップリングのいわゆる乙女ゲーというヤツです。
シミュレーション風味の恋愛アドベンチャーといったところでしょうか?
最初、舞台が古代日本の神さまの世界というので、ちょびっと心引かれるものがあったのですが、よく見たらアマテラスは男だし、イフキドヌシも出てる……。
あれ? これって、まさか、秀真伝(ホツマツタエと読んでくださいまし)?
いや、いくらなんでも、そんなことはないよね。ははは。
と思っていたら……、やっぱり、ナカミはホツマツタエでした……。
なんで? なんでホツマなの? なんてヲタクな……。
SF大会あたりに行けば、ホツマのことをディープに研究してて、延々何時間でもホツマについてアツく語ってくれるお兄ちゃんが何人もいるかもしれないけど(イメージが具体的過ぎますか?←笑)、このゲームをプレイしているお嬢さんたちのほとんどが、ホツマのことなんて存在さえ知らないと思うよ。
なんで、フツーの日本神話じゃいけなかったんだろう? ちょっとひねり過ぎじゃ???
それとも、知られてないところがいい、と製作の方は思われたのかしらねぇ???

秀真伝とは、日本の古代の歴史について書かれた古文書ということになってます。
ホツマ文字と呼ばれる古代やまとことばを使用した、五七調の美しい叙事詩なんだそうですが(原文読んだことないので知らないの)、内容は、みんなが歴史でも習う古事記や日本書紀とはけっこう違うところがあったりして、竹内文書、東日流三郡誌(ツガルソトサングンシと読むらしいが、とても読めない)等と並んで偽書の誉れが高い(笑)。
まあ、ホツマが偽物か本物かはともかく、日本の古代をモチーフにして書かれたファンタジーくらいの気分で、古事記や日本書紀と比較して読むと面白いかもしれません。
ホツマの中では日本書紀とは違って、アマテラスは男神ということになってますです。
でもって、その中宮がセオリツ姫(このゲームの主人公)なんですね。
アマテラスさまは、美しいセオリツ姫に一目ぼれして、儀礼もふっとんじゃうくらい、ぞっこんのめろめろになり、あげく、数々の困難を乗り越えて妻にしたらしいので、このあたりは、乙女ゲーにはちょうどいいエピソードです(笑)。
アマテラスは12人の姫をしたがえていたとか、その中のひとりがハナコちゃんで、ソサノオの暴挙の犠牲になったとか、ハヤコ・モチコがソサノオと通じてたとか、そのあたり、設定はまんまだし、ハタレとの戦いについても、シラビト、コクミ、イツナ、イソラ、キク、ハルナの名前も、その戦い方も、戦う相手も、ホツマのとおりみたい。
ゲームの中に出てくる歌もホツマからの引用です。
ザウスだけが創作ですね(宇宙人だしさ)。
あと、スクナくんは、あんまりホツマには関わりがないようなんだけど、『かわいい年下キャラを出さねば』という製作側の都合で、どっかから召喚(笑)されたのかもしれません。
なんにしても、ホツマのことは、まりんも詳しくはないので、気になる人は自分で調べてみてくださいな。

んで、肝心のゲームについて。
前二作とは違って、マップ上で行き先を選び、そこで会う相手との好感度と、別の場所で得られるパワーポイントを溜めることによって、ゲームの行方が左右されるというシミュレーション要素が加わったのが3の特徴でしょうか。
でも、この部分が、ちょびっと退屈。通うのも面倒だし(ものぐさですみません)。
何回か通って、好感度が上がると台詞が徐々に変わっていくシステムだと、通うのにも、もう少し張り合いがあったかも(でも、作るほうはフラグのチェックが大変だよね)。
キャラについては、最初、カタマロさまみたいにたよりないのや、スクナくんみたいな子供と「いったい、どうやって恋愛すればいいんだ?」と戸惑いましたが、やってみたら、このふたりのが、意外と面白かったです。
他の神さまたちみたいに、背が高くて、男前で、地位も権力もある、スキルもステータスも高い男となら、それだけで恋に落ちることができるだろうけど、そうでない神さまが相手の時には、ちょっと工夫しなきゃ、とシナリオさんも思われたのでしょうか? その分、心理描写が細やかな気がして楽しめました。逆に、いい男相手の恋愛の時のほうが、なんか、平板なんだよなぁ。
まりん的には、イソラさんがけっこう好きです。不器用でかわいくて。
カタマロさまも好きでしたが、でも、彼、実は、タチ悪い男だから……(カタマロさまはテーマソングも好きでしたよー♪ なんか、癒される~)。
でも、一番タチ悪い男はアマテラスさまかなぁ? 自分の欲望のためには、主人公を両親の元にも戻さないっていうワガママぶり。ツキヨミさまの健気さを少し見習ってください(でも、ツキヨミさまの行動は、男としては、どうかと思うけど……)。
そういえば、アマテラスさま=実はお兄ちゃんだった、っていうオチなんだろうと思ってたのに違っててちょっと肩透かし……。
あとは、もう少し、シラビトをちゃんと描いてほしかったですね。彼が時空を行き来できる理由も、その目的も、結局、よくわからなかったし、最後も、どうなったか全く描かれなかったし。
だいたい、ハタレの皆さんは全体的に扱い悪かったですね。
神さま視点でプレイしている時でも、なんだか、相手には相手の言い分もあるのに、こっちのほうに力があるからって、相手をこっちの理屈で成敗しちゃうのには、なんとはない、違和感がありました。勝てば官軍の図式って、なんか、いや……。
もう一つ違和感があったのは、主人公の女の頼りなさだな。
この女、他人に頼り過ぎなんだよ。
自己主張だけはするくせに、肝心のところでは受け身になっちゃうあたり、イラつく。
頼むから、もう少し、しっかりしてくれ。
とはいうものの。
このゲームの趣旨が、自分で愛を勝ち取る女の物語ではなく、いい男に愛される女の物語なんだろうから、このあたりはしょうがないことなのかもね。
今も昔も、それがオトメの夢ってことなのかなぁ……。

ちなみに、このゲーム、アペンドディスクをインストールすることによって18禁仕様に早代わりします。
以下18禁的内容なので反転しときます。

エッチのシーンでロングが多いのは、美少女ゲーと違って男の顔も画面上に入るようにっていう配慮のせいなのかもしんないけど、ロング・ショットばっかり続くとなんだか飽きちゃうので、たまにはアップをはさむとか、も少しアングル変えるとか、してもらえると楽しいです。
それに、男の人の顔、無理して入れることないんじゃ……?
時々、首が激しく曲がってたりしてコワいです。
それに、ちゅーしかしてないのに、はぁ、はぁ、喘ぐ男も、なんか、コワいよぅ。
いや、いかにもサカってそうな若い男の子ならそれもいいんですが、大人の男でそういうのは勘弁してください(涙)。マジ、萎えます。思いっきり現実に立ち返っちゃうよ……。
若い男の子といえば、スクナくんは、声優さんがBL系のゲームやCDドラマで喘ぎ慣れている人なのか(笑)、このゲームの中でも女そっちのけで喘ぎまくってました。
なんか、BLのCD聞いてる気分だったよ……。
いや、ま、これはこれで、かわいいからいいんですけど。
しかし、一番気になるのは、ツキヨミさまとタケミカヅチさまの満月の一夜だな。
タケミカヅチくん、意識ない間にツキヨミさまにやられちゃったとしたら、あまりにも気の毒。
でも、どっちが上だったんだろう???
うーん。ツキヨミさまの場合、どっちでもありえそうなので判断がつかなくて悩むじゃないか(そんなことで悩まないでください。あたし)。

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by marine-umino | 2005-10-07 16:22 | ゲーム
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