capeta
capeta カペタ (1)
曽田 正人 / 講談社 つーわけで『capeta』です。1~9巻とファンブックを大人買いしました。 ほんとは9巻の表紙が好きなんだけど(奈臣とふたりでステラのスーツ着てるヤツ)、ライフログにはありませんでした……。なんでやねん? 全くご存知ない方のために、とりあえず、あらすじ。 カペタ(capeta=平勝平太)は、幼いころに母を亡くし、父と二人暮し。父はいつも仕事で忙しく、淋しい生活を余儀なくされていた。 そんなある日、サーキットで子供がカートに乗ってるのを見た父は、廃材を利用した手製のカートをカペタにプレゼントする。エンジンもフレームもガタガタのおんぼろマシンで初めてサーキットを走ったカペタは、カートの魅力に憑りつかれ、そして、ライバル・源奈臣のあとを追いかけるようにしてF1への道を歩みはじめる……。 てなとこですかね。 5巻までが小学生編。言ってみれば、プロローグ。 6巻から始まった中学生編からがやっと本編って感じ。 現在、月間マガジンで連載している段階で、カペタは15歳の中学生。カートを卒業して次の段階にステップアップなるか、というところなんですが……。 ちょうど、今、すんごい面白いところなので、続きが気になります。でも、月刊誌なんだよね。一か月は長いよ~(涙)。 この作者の方の漫画は、め大だけ、読んだことがあります。 すごい人気があって面白いというので、とりあえず読んでみて、それなりに面白かったので最後までつきあったという感じで、ハマるというほどではなかったような気がします(なので『昴』も読まなかった)。 ところが、しばらく見ない間に、作者の方、別の漫画家さんになってました(笑)。 共同執筆者の方がいらっしゃるようなので、その方の影響かもしれませんけど、なんというか、め大とはちょっと雰囲気違います。自分で自分を追い詰めていたのをやめた、みたいなことを書いていらしたので、あるいは、肩の力が抜けて、そうなったのかもしれません。絵も雑と言ったら言い方は悪いかもしれませんが、線も粗くてさかさか描いている印象。そのくせ、そのさかさかぶりが逆にいい味出してたりします。 ストーリーのほうは、はじめの一歩に、割りと似たつくりかなー??? 主人公の両親のうちのどちらかは既に鬼籍の人。 いじめられっ子だったけれど、のちにいじめっ子と親友になる。 しょっぱなにライバルに出会うも、なかなか対決の機会に恵まれない。 もちろん、だからってパクってるとか、そういう小さいことを言うつもりはないんですよ。そういうとこに、スポ根の燃えセオリーがあるのかな、と思っただけ。 (だいたい、たとえ、オマージュだろうがインスパイアだろうがリスペクトだろうがパロディだろうが、なんにしても、まず面白くなくちゃ意味ないでしょ。元になったものをある程度自分として消化できなければ面白いものは書けないし、消化して面白いものが書けるということは、それだけの技術があるってことですから)。 まりん的には、6巻からの中学生編が、やっぱり、燃えますね~。 カペタの親友のノブが泣かせるんですよ。こいつがほんとにいいヤツなんですよね。 作者の方は、最初はノブは小学生編でいなくなる予定のキャラだったんだけど、途中から勝手に動き出しちゃってみたいなことをおっしゃってました。 そのせいか、ノブが動き出してから、ストーリーも滑らかに動くようになったような気がします。 意外なのは、作者の方が、自分の中でキャラが勝手に動き出したのは初めての体験とおっしゃっていたこと。 まあ、人それぞれ、いろんなスタイルがあるので一概には言えないでしょうが、でも、ちょっと同人誌書いたことがあるというだけの人でも、たとえば、「このキャラのこの台詞、作者としても変じゃないかと思うんだけどなー。でも、書き直すとしっくりこないし、しょうがないから、このままでいくかー」っていう経験はあるんじゃないでしょうかね。 勝手に動き出すキャラには苦労させられますが、でも、勝手に動いてくれるキャラは書いていて楽しいし、ラクでもあります。こういうやつがいると、ストーリーがさくさく進んでいってくれるんですよね。 この分だと、この先、ノブは、もっと、もっと、まりんを楽しませて(泣かせて?)くれるキャラに成長してくれるかも。 うーん。楽しみ。 とりあえず、フォーミュラ・ステラのスカラシップを取れるかどうかなんですが……。 うー……。わかんない。想像つかない。 仕方ないので、次号をおとなしく待ちます……。待てないよー。ジタバタ。
by marine-umino
| 2005-11-23 21:46
| 腐女子な話題
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