海之まりん的日常

2004年 11月 09日 ( 1 )

『笑の大学』を見た!

『笑の大学』でしょ? それが、なんで腐女子な話題なの? カテゴリ、違わない?

って、思うよね。フツー、思うよね。
まりんも、見に行くまでは、そんなこと、ちーっっっとも、思ってませんでした。
(相変わらず、事前にナカミのチェックをしない女です……)
でも、いざ見てみたら……。

これってねぇ、才能ある年下の青年に入れあげる、不器用な中年男のお話じゃん。
愛だよ。愛(涙)。愛が向坂さんを変えたのよ~。
でなかったら、椿くんが戦争に取られないように礼状を止めるようお上に申請出したりしないでしょ。これって、ちょっとやそっとの友情じゃないよ?
お国のために死んできます、と言う椿くんのことを、向坂さんが「待て」と呼び止めた時、まりんは、このまま、向坂さんが椿くんを抱き締めてもおかしくないよー、と思ってしまいました。
「先のことは心配するな」なんて、もう、プロポーズだよね。俺がきみの面倒は全部見てやるって意味だよね。
おまけに、人目もはばからず「大好きだ!!!!!」って言うしー。
(いや、あれは、ただ、椿くんの脚本の中の台詞が好きって言っただけだったんだけど、あたしには、椿くんのことを「大好き」って言ったように聞こえたのよっっっ。←幻聴)
その言葉に微笑んで、椿くんが、ゆっくり頭を下げ、廊下を曲がっていった時には、これが、ふたりの今生の別れなのね、と思い、涙が出ました。
椿くんのモデルになったと言われる菊谷栄という人は、戦地へ赴き、そのまま戦死しているそうです。その事実が、否応なく椿くんの運命と重ねあわされ、椿くんの死を予感させるのです。
でも! 映画ではそこまで描かれているわけではありませんから、元気に復員して、再びコメディを書きまくる椿くんを想像してもいいではありませんか。
きっと、向坂さんは、警察なんかやめちゃって、自分で劇団を作り、椿くんが帰ってくるのを待っているはず。
そんな、未来があってもいいはずですよね。

というわけで、中年でも(役所広司でも)OK!っていう腐女子の皆さんにおすすめです。
萌えまっせ~。

とまあ、腐女子的感想はさておき、一応ね、内容を申し上げておきますとね、喜劇専門劇団のお抱え脚本家である椿一(稲垣吾郎)と、その脚本を上演させまいとする警察の検閲官向坂睦男(役所広司)の攻防を面白おかしく描く、という体裁となっております。
ほとんどのシーンが、取り調べ室。しかも、登場人物もふたりだけ。
なのに、ちっとも、退屈しないんですよ。テンポよく交わされる会話にくすくす笑わされているうちに、あっという間に時間が過ぎていく。
しかし、三谷幸喜という人の才能は、それだけではありません。
時は昭和十五年。翌年には、真珠湾攻撃により太平洋戦争が勃発する、まさにその前夜。
このご時世に娯楽などいらないと言われ、世の中がお上の指示により軍国主義一色に傾いていくそのさまが、面白おかしい映画の背景に、ゆっくりと、さりげなく、しかし、確実に描かれています。
その中にあって、笑いを描くことは自身の戦いなのだと告白する椿くんは、もしかしたら、脚本家・三谷幸喜の分身なのかもしれません。
もちろん、いくら同じ職業だからといって、作家と、作家が描いた登場人物とか同じというわけではない。
でも、ただひたすらに原稿を書き直し続ける椿くんのその姿を見ていると、どこからか三谷さんの叫びが聞こえてくるような気がするのです。
きっと、いっぱいリテイク出されてきたんだろうなぁ、とか、そのたびに、前よりいい原稿にするんだってがんばってきたんだろうなぁ、とか、考えたら、身につまされて、なんだか、せつなくなっちゃいました。
そして、そのすべてを奪っていく戦争の理不尽さ。
やっぱり、戦争はよくないです。
わかっていても、戦争がなくならないのは、なぜなんでしょうねぇ……。
ふと、思ったのは、そういえば赤紙なんて久しぶりに見た気がする、ってこと。
昔は赤紙が届くようなシーンをよく見ましたが、ここんとこ、そういうドラマ、あんまりありませんね。第二次世界大戦の記憶も、日本人の心から少しずつ薄れてきているのかもしれません。
ちなみに、まりんの父は赤紙をもらっています(祖父じゃないよ。まりんは、まりんパパがけっこう年いってからの子供なので)。
以前、「どんな気がした?」と聞いた時、「ついに来たか、と思った」と答えてくれました。
まりんが幼かったせいか、それ以上のことは何も話してくれませんでしたし、その父も、既に鬼籍の人です。

あっ。そうそう。最後に一つだけ。
この映画はしっかり最後まで見てくださいね。
とっても、おしゃれで楽しいエンドロールがついています。見なければ損です。
その証拠に、誰もエンドロールの時、席を立ちませんでした。
誰のアイディアなのかは知りませんが、エンドロールにも工夫をこらす、この映画に拍手。
こういうエンドロールがもっと増えればなぁ、と思います。
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by marine-umino | 2004-11-09 04:09 | 腐女子な話題



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