海之まりん的日常

2005年 06月 01日 ( 1 )

『機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者』を見た

先週末から公開になった『機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者』を見に行ってきました。
たまたまAoponがお休みだったため、乃さんを誘って三人で行ったのですが、折りしも、一日は映画の日だとかで、誰でも1000円で見られる日だったようです。
でも、平日の昼間だし、そんなに人いないよねぇ。
行きの車で噂し合った私たち。
だって、平日の昼間に映画館に行くと、ほんと、ガラガラなんですもん。
乃さんとは、以前、ふたりで貸切だったことも……(ちなみに、見たのは『シュート!』でした。そう、あのSMAPが出てたヤツ。まだ人気出る前だったからなぁ)。
だが、しかし。
映画館へ向かうエスカレーターで前に立っていたお兄ちゃんたちはどう見ても、Zガンダムねらい。とても『キングダム・オブ・ヘブン』とか見そうにないカンジ。
更に、フロアまで上がると、そこには、お兄ちゃんたちの群れが……。
しかも、みんな、なんか、どこかで見たようなというか、見慣れたようなというか、そんな雰囲気のお兄ちゃんたちばかりでした。
ここはコミケ会場か?(ジャンルは男性系創作あたり)それとも、秋葉原か?
だいたい、今日は平日だぞ。
みんな、仕事や学校はいいのか?
それともZのために休んだのか?
うーん、真相が知りたい。
なんにしても、観客はほとんど男性でした。女の子はカレシにつきあわされたっぽい子が3、4人いたかな。
腐女子は、もしかしたら、乃さんとまりんだけだったかも……。

肝心の映画はといえば……。
あー。これ、TV版見てないと、意味わかんないかも。
かなりなダイジェストです。
カミーユがジェリドと出会うシーン(まあ、言ってみれば、カミーユがエゥーゴに行っちゃうきっかけになった事件ですが)なんか、回想シーンにちょこっと入っているだけで、カミーユ、いきなり、つかまってるしー。
なので、「カミーユ。あんた、いつのまにエマさんの名前知ったの?」状態でした(笑)。
あと、カミーユが修正されるシーンがカットされまくり。まりんはTV版を知っているので脳内補完しましたが、知らないで見たら、カミーユのこと「めちゃめちゃ、ええ子やん」と思っていたかも(笑)。彼、口より先に手が出るタイプで、しょっちゅう修正されてたのにね。
ほかに変わっている部分はといえば、カミーユがアレキサンドリアに連行されなかったこととか、ついでにエマさんもそのまま合流しちゃったこととか、30バンチには行かないでレコアさんに映像だけ見せてもらって終わりだったこととか、いろいろ。
声優さんも何人かは違ってます。
たしか、ライラやってらした方とかは引退なさっているはずなので、変わるだろうなぁ、とは思っていたものの、ハヤトも違っててびっくり。しかも檜山さんだよ~。
主要キャラでは、ファ・ユイリィが新井里美さん、アポリーさんが大川透さん、ロザミア・バダムが淺川悠さん、ライラ・ミラ・ライラが浅野まゆみさん、カツ・コバヤシが浪川大輔さん、と変わってるみたいです。
パプティマス・シロッコは相変わらず島田敏さんなのですが、TV版の時より少し声が低くなってらっしゃって、最初、変わったのかと思っちゃったよ。
しかし、カミーユ役の飛田さんもオーディションを受けたという噂を聞いたのですが、ほんとうなんでしょうか?(冗談じゃないの?)
そして、ストーリーが変われば、当然、絵も変えなくちゃってわけで、新しく書き直したところは恩田尚之さんが作監なさっているのです。
つまり、TV版の絵と新しい絵とが、入り乱れ混じってるの。
新しく書き換えた部分はエイジング処理をして、TV版部分との違和感をなくした、とはおっしゃっていますが、これが、全然……。
やっぱ、違和感バリバリっス。
考えてもみてくださいよ。北爪さんと恩田さんじゃ、絵、違い過ぎ。
見ながら、「え? 今のカミーユだった?」状態になったことが、何度もありました。
まりん的には、北爪ファンの方には申し訳ないのですが、いっそ、全部恩田さんの絵でもよかったんじゃないかなぁ、と思います。
でも、まあ、このあたりは事情が事情なので、あきらめるしかないというか、なんというか。
世の中には作監さんによって激しくキャラの顔が違うアニメも多々あることですし(嗚呼)、脳内補正でなんとかしのぐしかありませんね。
そして、一番印象的に変わってたシーン。
これは、やっぱり、アムロとシャアの再会のシーンかな。
たしか、TV版では、アムロって一度ハヤトたちと合流して、そのあと、クワトロさんとも会う、みたいな流れだったはず。
映画では、直接、出会っちゃうんですよー。
アムロは、アッシマーにシャトルをぶつけてアウドムラを救ったあと、パラシュートで飛び出して、カミーユのMkⅡの掌に拾われる。
と、そこへ、シャア(いや、クワトロさんですが)が百式で降りてくる、と。
百式のコックピットを開いて出てきたシャアとアムロが空中で見詰め合うシーンは、なんだか、何年も会わずにいた(会えずにいた?)恋人同士が再会した、みたいな雰囲気で、ここで一気に頭は腐女子モードに突入ですよ。
また、恩田シャアの美しいことといったら、そりゃあ、もう。
妄想に拍車がかかったことは言うまでもありませんわ。
でも、おかしいなぁ。あたし、Zでは腐女子萌え、いっさい、してなかったはずなんだけどなぁ???
ま、そのくらい、美しいシーンだったということですよ(そうしておいてください)。
細かいところはともかくとして、全体的に戦闘シーンが多く派手な仕上がりの一作でした。
パンフレットを見ると、富野監督が「昔の鬱々した気分を引きずってない、エンターテイメントにしたかった」とおっしゃっていまして、あら、まあ、富野監督も大人になったのねぇ(すみません)、とか、やっぱり、ほんとうはZを作りたくなかったのねぇ、とか、考えてしまいました。
ま、20年経てば、誰だって、色々あるよね。
さ、次の『恋人たち』は10月。
まりんはマウアー・ファラオという女の人が好きなので楽しみ(1には、ラストにちょびっとだけ出た)。
うーん、待ちきれません。

しかし、改めてこうしてZを見てみると、現在放映中のSEED-Dのストーリーのクォリティの低さが気になります。世界観の構築にも、魅力あるキャラクター作りにも、完全に失敗している。Zとは比べるべくもないできの悪さです(ああ。言っちゃった。言っちゃった。言うまいと思ってたけど。言っちゃった)。
普通は、最終回までの大まかなストーリーを決めてから一話ずつ細かく作っていくんじゃないかと思うけど、もしかしたら、SEED-Dのストーリーを作っている人たちって、先のことは全然考えないで、今のことだけ見て行きあたりばったりにストーリー作ってるんじゃないかと疑いたくなるような迷走ぶりなんですよね。
だいたい、アニメ雑誌を見ないとわかんないことが多すぎですよ。
もしかして、アニメ雑誌をたくさん買ってもらうための陰謀ですか?
なんて言いたくなっちゃいます。
また、Zとの共通点についてもいろいろと言われていますが、確かに、黒くてデッカいのは出てくるし、パイロットは記憶処理された女の子だし、その子は主人公と恋仲だし……。
……まんまやん……。
そのせいもあって、ステラが死ぬシーンも少しも悲しくありませんでした。まるで、できのよくないパロディなんだもん。
もっと違うアプローチでもよかったんじゃないかと思います。Zへのオマージュだとしても、こんなふうにしちゃった理由がよくわからない。
もともと、SEEDについては、ガンダムのスピリッツは受け継いでいないアニメだと思っていました。
そこは、まあ、割り切って、とりあえず、楽しめればいいかと思っていたのに、どうも、ストーリーの流れがよくない。じゃあ、せめてキャラ萌えでもできるかっていうと、そのキャラ自体の魅力が薄っぺらい。
たとえば、Zの中で、富野監督は大気圏突入中のカミーユに言わせています。
カミーユのMkⅡはフライング・アーマーを装備していますので、大気圏突入中でも攻撃を行うことができるわけですが、しかし、敵モビルスーツはバリュートを使用しているため身動きできない。
最初は敵機を撃破していたカミーユは、しかし、攻撃をやめてしまいます。
「こんなのは卑怯だ。これじゃただの人殺しだ」
(ちょっと台詞違います。でも、こんな感じだった)
くーっ。
シンもこれくらいのこと言ってほしかったよ。
また、カミーユを支えるクワトロの大人ぶりが光るんですよね(いや、百式も光ってますが。←笑。マジでテカテカよん)。
アスランはイバり散らすだけで、シンに対して先輩としての教育と呼べるようなこと、どれほどもしてないもんな。
SEEDの世界は、ほんと、大人不在の世界です。
ミネルヴァなんて、パイロットも、整備も、みんな、若い子ばっかり。ついでに、敵までそうだもんね。
唯一、タリアさんは大人でしょうけど、現実的に考えれば、軍という組織の中ではまだ小娘でしょ。これで副官にアーサーではなく渋いおじさんでもついていれば(おばさんでもいいけど)、も少し重みがつくのに。
だいたい、シンが、あれだけワガママ言い放題、し放題なのも、シンを指導する大人が不在だから。結局、ストーリーまでもが子供の理論で回ってしまって、厚みもすり減ってしまうのではないでしょうか。
まあ、ちゃんと青少年を指導できる大人がいなくなっている現実を考えると、実は、これが今の日本の現状に大変即しているということになるのかもしれませんが。
あとは、SEED-Dって、極端に白兵戦が少ないんですよね。モビルスーツ戦は派手ですけど、でも、モビルスーツを用いない作戦行動のシーンなどあったほうが、やはり、戦っているのは人間同士なんだ、とよりわかる気がします。
とはいっても、なぁ。
たしかにSEED-Dは、以前のガンダムとは比べようもないできなんだけど、それでも、今やってるアニメの中ではクオリティ高いほうなんだよなぁ。
日本のアニメ業界、大丈夫か?
そのあたりのことも、また、SEED-DとZがよく似ていることも含めて、富野監督がどう考えているのか本音が聞いてみたい気もします。
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by marine-umino | 2005-06-01 19:52 | 腐女子な話題



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