海之まりん的日常

SEED DESTINY【50】 最後の力

b0027220_174863.jpg最終回記念にガンダムSEEDな卵を発見したのでご紹介。
その名も『アス卵』。
きっと、『アスラン』と読むに違いない。いや、もしかしたら、『アスたまご』なのかもしれないけど、どこにもルビが振ってないから、まりんはそう呼んでます。
アスタキサンチン配合の健康効果の高い卵だそうで、六個入りが、なんと、385円もするんだよ。フツーの卵は特売の日なら10個入りが80円で買えるのに。
清水の舞台から飛び降りる心地で試しに買ってはみたけど、フツーの卵と特別変わらないフツーの味でした。ちょっと、淋しい……。
(アスラン・ザラも、ちょっと見はいいけど、つきあってみたら意外と味はフツーだった、ってタイプの男だとは思うけどね)

で、見たよ。最終回。

だから、なんなの???

いったい、この先、世界も、人も、どうなっていくのか、ちーっっっとも、わかんないラストだったよ……。
小説でも漫画でもアニメでもゲームでも、最後まで見たり読んだりしたあと、世界はこれからこうなっていくんだな、とか、この人たちはこの先こんなふうに生きていくんだろうな、とか、そういう想像ができるからこそ、こっちはカタルシスを得られるわけよ。
あー、これでオチがついた、すっきりした、って気分ね。
そういう感情の全く得られないラストでありました。
ネオ・ジェネシスが陥落したり、それまで家族の死をほんとうの意味で受け入れることのできなかったシンが、素直な気持ちで涙を流し悲しむことによって、やっと、呪縛から解放されたとか、そういう小さい部分でのオチはついたけど、大局的なオチは、いったい、どこだ? どこにあるんだ???
結局、SEED-Dって、ギルさまとタリアさんの、くっついたり離れたりな、いかにも一昔前のトレンディードラマ的ずるずるべったりな男女関係に周囲のみんなが思いっきり翻弄された、と、そういう話だったわけね。
なんて、人騒がせな……。
タリアさんにフラれたからって、ギルさまったら、イジけてデスティニープランみたいに根暗なプラン考えついちゃうあたり、情けないっつーか、器が小さいっつーか。
悪役としてのインパクトは、やはり、今ひとつだったのかなーと思わざるを得ません。
タリアさんも、タリアさんだよ。結局、亭主も子供も捨ててギルさまとヨリを戻すくらいなら、最初から別れてんじゃねーよ。だいたい、ギルさまのやってることわかってんだったら、とっとと止めんかい! 暴走する男を止めることもできず、共犯者にもなれず、ただ、傍観するだけの中途半端な女じゃ、つまんないよ。

なんでこんなことになっちゃったかというと、まず、以前から言ってるように、主人公としてのシンの扱いがよくないのが原因の一つ。
途中で、キラを主人公にすげ替えるなんて言語道断でしょう? たとえば、途中で主人公が別の人になっちゃうような小説を書いてラノベにでも投稿してみなさいまし。重大な欠点として散々こきおろされちゃうよ。
プロットを起こしているのが誰かは知らないけれど、一応プロだろうし、たくさんの人の目だって通っているだろうに、なんで、こういうことやっちゃうのかなぁ???
ほんとに、シリーズ構成やってんのか?、って言いたくなっちゃいます。
その上、ステラがヒロインとしてちゃんと機能していないので、最終回にシンの心を揺さぶる存在として現れてきても、逆に、違和感を感じてしまうのよね。まだしも、マユが出てきて、「お兄ちゃん。もう、苦しまないで」と言ったほうが納得できたかも。
そして、レイ。最終回でいきなりコレかよ……。
彼はクローンとして生まれて、自分が誰なのかアイデンティティを確率できないまま、ギルさまに言われるとおりに盲目的に生きてきたわけだよね。
でも、ほんとうは、誰かに、「きみはきみだよ」と言ってほしかった。誰かの代わりではなく、自分自身の存在を認めてほしいと願っていた。
皮肉にも、それを与えてくれたのがキラ・ヤマトだったってのはOKにしても、ひとこと言われたからって、いきなり心変わりして、ギルさまを撃つっていうのは極端過ぎやしないか?
もちろん、自分がクローンであることを否応なく思い出させる存在であるギルバート・デュランダルに対して、愛情と同じだけの憎悪をいだいていたというのも理解できる。
でも、もう少し、前の段階でキラにそう言われて、しばらく心揺れ続け、挙句、ギルさまを撃つところまで追い詰められたっていう前フリは欲しかったよ。
なんにしても、全体のストーリーの流れが、思いつくままエピソードを並べてみました、っていう雰囲気になっちゃってる気がする。
登場人物が多くてさばききれなかったのかな。
もう少し登場人物を絞り、その分個々のキャラを丁寧に描いたほうが、ストーリーはさばきやすかったのかも。
たとえば、ミネルバのクルーたちとシンは友だちのはずなのに、一緒に遊んだりするエピソードって初回くらいなもんでしょ。シンのふつうの男の子の顔を見せることによって、戦場での彼とのメリハリもつく。ヴィーノたちにしても、シンとの関わり方や、シンとレイに対する態度の違いなど、もう少し見せてほしかった。そうすることによって、シンやレイのキャラの厚みも増したはず。
せっかくいいキャラ作ったのに、生かしきれなくてもったいない感じがします。
黒い三連星もどきとか、ああいう無駄なエピソードは省いて(あたし的には、ステラのエピソードも、アスランの女難も無駄だった)、そういうところを、もっと、ちゃんと描いてくれればよかったのに。
結局、肝心なところははしょって、どうでもいい枝葉末節を懇切丁寧に描いたおかげで、ストーリーが、すっかり、散漫になっちゃったって感が否めないんですねぇ。
せっかく一年間つきあってきたのに、スカッ、とさせてもらえなくて、フラストレーション溜まりまくりです。

と、まあ、散々文句は言ってはみたものの、まりんだって、これが、現在の日本アニメの中では秀作であるということはわかっているつもり。
だって、30分が短いもの。
たくさん放映しているアニメの中には、Aパートの10分ほどが果てしなく長く感じる退屈なアニメもけっこうある。
そういうのに比べたら、SEED-Dは、絵はきれいだし、よく動いているし、シーンごとの演出自体にはモタつきもなくさくさく流れていってるしで、ほんとうによくできていると思う。
ただ、一話とか、ワンクールとか、そういう長いスパンになると、途端にストーリーがモタついてしまうのよね。
これってなんでだろう?
最近、よく思うんだけど、アニメにしても、ゲームにしても、絵はほんとうにきれいになった。
でも、絵がきれいなだけで、ストーリーはちっとも心に残らないということが多くなったような気がする。
ストーリーを作ることに驚くような技術革新はない。ストーリーは技術だけでは進化しない。結局、個人の技量に頼らざるを得ない領域で、そして、その人材がうまく育ってきていない、ということなのかなぁ……。
まあ、個人の能力を伸ばすってことは難しいことです。特に、技術は繰り返し練習を重ねればその分上達するかもしれないけど、センスは簡単には磨けないからね(ため息)。

さてさて。
なんのオチもないまま、宇宙空間に放り出された登場人物さんたちは、これから、どうなっていくんでしょうかねぇ???
気になるのは、タリアさんの「息子がいる」発言だよな。
突然だったので驚いたっつーのもあるけど、マリューさんに「会ってやって」って、それ、もしかして、続編の前フリですか?
そういや、今回、死人が極端に少なかったし。
作ろうと思えばいくらでも作れる……。
もしかして、それを踏まえての、こういうオチのないラストだったわけ? これなら、いくらでもイジりようがあるって???
もう、いいかげん、やめといたら?、と言いたいところですが……。
もしも、作るというなら、次からは、もう少しシリーズ構成よろしく、です。
(いろいろ厳しくて、ごめんなさい。まりんは、絵が多少乱れても許せるけど、ストーリーの乱れはどうしても気になってしまうストーリーヲタクなのです)。

そういや、先週、次回『最後の戦い』なんて書いてるよ……。
ナカミもなんか怪しいけど、先週、具合悪かったので許してください(涙)。
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by marine-umino | 2005-10-01 23:32 | 腐女子な話題
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